先日、発作的にハニー・ドリッパーズ『ヴォリューム・ワン』をちゃんとCDで聴きたくなり、ネットで中古盤を注文していたところ、そいつが届いたので実際に聴いてみるのであった。
かつてLP(LPとは言えミニアルバムなのだが)をカセットテープに入れて盛んに聴いていたのである。かなり大昔の話であるが。
とにかく参加ミュージシャンが超豪華で、大きな話題となり、ただそれだけの理由で私も買ったような気がする。よく覚えていない。
ロバート・プラント、ジミー・ペイジ、ジェフ・ベック、ナイル・ロジャース。なんだこの顔ぶれは。
オールディーズのカヴァー集である。「SEA OF LOVE」とかすげー懐かしい。そうだ、本当によく聴いてたんだよ。
が、当時もそのような評価があったように記憶してるが、何のためにこれだけのメンバーを集めてこーゆーことをやったのか、よく分かんないんだよね。
歌も演奏もものすごく上手い。(当たり前だ。)だが上手いというだけで、ヒネリも何もない。その意味ではフツーの作品なんだよね。そこで拍子抜けしてしまう人にとっては、拍子抜けだったと思う。何でもいいからロバート・プラントの歌声を聴きたい!という人にとっては有難かっただろうけど。
私なんか、どのギターがジミー・ペイジで、どのギターがジェフ・ベックなのかも分かんないから(笑)。
「I GET A THRILL」より:
うむ、確かにこれはロバート・プラントだ。
そこでふと、遠藤ミチロウがビートルズの「HELP!」をカヴァーしたときの話を思い出した。
レコード評で〈フツーだ〉と書かれたのに対し、〈当たり前だろ、フツーにやりたかったんだから〉と述べているのだ。
『ビデオスターリンのチャンネル大戦争』という本に書かれてある。


そうか、ハニー・ドリッパーズもフツーにオールディーズをやりたいからやったのだな。フツーなものって、誰もが憧れるもんね。40年目にしてハタと膝を打ったのであった。
ちなみにこれが遠藤ミチロウ版の「HELP!」:
全然フツーじゃない気がするが(笑)、
面白いねえ。面白くない?(笑)

