(昨日からのつづき)
なにしろ、やはり1979年に「異邦人」「大都会」と驚異的な名曲が続いたのが我々には決定的で(洋楽では「ギミ!ギミ!ギミ!」とかあったし)、ああこれからはこういう素晴らしい楽曲がヒットチャートをずーっと賑わすんだなと思ってたら、意外とそうもならなかったってのがものすごく大きい(笑)。(YMOが悪いという説もあるらしい。)
それはさておき。「深夜秘宝館」のVを見てて、すっかり忘れてたが「RETRO」というコーナーがあったのを思い出した。
そうか、レトロってのが、ブームではなかったにせよ既に注目されてたのか。「ノスタルジー」という言葉だけで済まされてたように記憶してしまっていた。
イラストレーターの小原正泰氏のコレクションが紹介されている。
この番組はとんでもねえコーナーが山盛りだったのだが、真面目に取り上げられている。
ふりかけの袋はともかく、人形は今じゃフツーだ。こんなふうに自分の幼少期の頃の物を大事に取っておくって、まだ少数派だったということですね、TVで取り上げられるということは。
大げさに言えば「レトロ」って、新しい生き方を表す言葉だったんだなあ。。
と思いきや、同じ「RETRO」というテーマでこーゆーシリーズがあった。
大昔の特撮映画をイジッたもの。
かなり小バカにされているが、こういう感じこそ深夜秘宝館クオリティである。
ふりかけの袋や人形を取っておいてる、てのも同じように小バカにされてる、ということだったのかもしれない(笑)。
「レトロ」という概念は微妙に嘲りの対象としての意味も内包していたのだろうか。(どうなんでしょう??)
昔の特撮モノがお笑いの道具として扱われるのは、この頃流行りだったのかな。
ビートたけしの「スーパーJOCKEY」においても、コーナーになっていた。
まあ、たけしだから、そんなに嫌な感じはしない。(てか、古いものに対する敬愛がビートたけしの場合は伝わってくるから許されちゃう。)
特撮に限らず、昔のTV番組とかが振り返られるようになる、ちょうどそういう歴史的時期だったような気もする。「テレビ探偵団」とかは、過去の番組の扱い方が比較的上品だったような記憶がある。
でも結局、昔のTV番組を面白おかしく掘り下げる元祖となったのは、この本ではないかと思っているが。
ホイチョイ・プロダクション「OTV」。1985年の本。
悪い意味での「レトロ」はここから始まった(笑)
これも今読むと全然フツーなんだけど、当時はやたらめったら面白かったのだ。
そんなことより、明日から棋聖戦が始まる。めちゃくちゃ楽しみだ。
「将棋世界」に載ってた挑戦者・山崎隆之八段のインタビュー:「豊島さんや伊藤さんが勝っても藤井さんから1勝するのは大変なんだなと思うだけですが、もし私が勝ったら『自分もいけるんじゃないか』とほかの棋士は思うでしょう(笑)。棋士の希望になるためにも頑張りたいですね」だって。これぞ山崎流。
藤井八冠よりも「面白い将棋」を指してくれ!
朝食:
長ネギの時代に比べればタマネギの量が程よい(?)
しかも、納豆に馴染みやすいし
晩飯(笑):