だんだん部屋が片付いてきたので、いよいよチェアを買いに行こうと、急いでズボンを穿いて自家用車でニトリへ向かうのであった。
車中のBGMは、ここ数年、3月の定番となっているバックハウスによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ第30番、第31番、第32番のCDを選ぶのであった。これかあとは、ベーム&ウィーン・フィルの1975年NHKホール・ライヴ~シューベルトの交響曲「ザ・グレイト」だよねえ、今の季節は。
さて、ニトリに着いて椅子のコーナーに行き、あらかじめインターネットを見て目星を付けてた各種チェアに実際に腰を下ろして座り心地を確認するのであった。
私が目星を付けてたのは少し高めのオフィスチェアだが、確かに少し高めなだけあって、座った瞬間、おおっとなるほど良い感触である。
ところが、さらに高額な椅子に腰掛けると、さらに座り心地が良い(笑)。
一番良かったのは、背面が縦に左右に割れてて、一見なんじゃこりゃという形状なのだが、いざ座ってみると、ちょうど割れ目に背骨の付近がめり込み、背中全体を左右から包み込むような感じになるチェアがあるのである。しかしそれは椅子とは思えないほど大変な高額で、失業者の身である私にとっては手の出ないものなのであった。
どーすっかなーと考えてしまった。私は最近ずっと腰が痛いので、ベストなチェアをチョイスしたいところである。逆の言い方をすれば、購入した挙句気に入らなかったとしても簡単に捨てるわけにはいかない。慎重な判断が必要である。どっちにしろ取り寄せになっちゃうみたいだけど。
ここは一旦頭を冷やそうと、本日決めるのは見送ることとするのであった。私はこう見えて慎重なのである。チャンスはまだある。
店の人に、買う意思はあるんだかんねと目くばせをして引き上げ、改めて自室の椅子を置くスペースの寸法を測るのであった。
春の日の出
朝食:
山盛りホウレンソウ
晩飯(笑):
残りカレー整理係