不機嫌な偏屈爺のテイを装っているこのブログであるが、こんな私でも年賀状の準備をするのであり、本日、急いでズボンを穿いて、毎年やってもらってる写真屋へ年賀状の印刷を頼みに自家用車を走らせるのであった。
 問題はBGMだが、今日はとある連想からツイストの「SOPPO」が聴きたくなってしまい、世良公則&ツイスト『スーパー・ベスト』のCDをチョイスするのであった。
 まあ、どういう連想だったかというと、こんな話はすごく個人的なことだから書いてもつまらないだろうけど、簡単に書くと、中学時代の友人を思い出し、当時、学校の遠足?か何かでクラス全員でバスに乗ったんだけど、一人ずつ歌を歌おうということになり、当時はカラオケもないのにそういうことがフツーに行われており、「えー」とか「やだー」とか言う女子もいたりして気持ち悪くなってゲロ吐く奴までいたりなんかするのが普通だったんだけど、その時はゲロする人はいなかったと思うけど、その友人が「SOPPO」を歌い上げたんだよね。(しかもその時は、歌本とかもなしに無伴奏カラオケ大会が行われたんじゃないかな。)その友人は俺と同じくらいアタマ良いヤツだったけど、俺なんかよりはるかに音楽に通じてるヤツだったのね。負けたーって思ったね。そのことをふと思い出したわけよ。ホントつまんない話だな。

 そういうわけで、久しぶりに「SOPPO」を車の中で聴いたわけである。まあ、特に身構えて聴くわけでもなく、何気にかけたCDであったが・・、
 不覚にも感動してしまった。感動って言っちゃ大げさか。心を揺り動かされてしまった。
 神本宗幸のジャジーでラグタイムっぽい(って言っていーの?)ピアノが全体を支配してる曲だが、〈抱いて おだてて すかしてみせる♪〉の〈すかして〉の箇所のピアノ伴奏の機微が、うーん、感動的という言葉しか見つからん。して、この〈すかして〉の部分は、2コーラス目と繰り返しの部分と、計3回現れるのだが、1回目と2回目のピアノ伴奏は同じで、3回目は変化してるのな。普通であれば、2回目を変えて、1回目と3回目を同じにするのではないだろうか??(私の言い分が間違ってる可能性は十分あるが。)この、1回目と2回目を同じにして3回目を変えているという点が、愛おしさを助長させるのである。ああ、なんて愛おしいんだろう。この曲を愛おしいと思う日が来ようとは!!

 そ、それにしても相変わらず「銃爪(ひきがね)」のイントロのカッコ良さは異常。ドラムのフィルの後、最初の4小節は素朴で、これくらいなの俺にも弾けるんじゃねーかと思わせといて、例のテッテレテレーテッテレテレー、デデデー、とくる発明的なイントロ。「あんたのバラード」のイントロも確かにすごいけど、やっぱこっちだね。「燃えろいい女」のイントロは、やっぱレコードでは作り過ぎちゃってるよね。ザベストテンとか歌番組とかではちゃんと迫力あったけど。

 中学時代のバスの中の歌合戦といえば、もう一つ忘れられないことがあって、女子で「勝手にシンドバッド」を歌い上げたヤツがいたんだよね。発表当時の頃だったように思うから、ということは「SOPPO」とは1年ズレてるから、さっきのバスとは違うバスだったと思うんだけど、記憶が定かじゃないんだけど、とにかく「勝手にシンドバッド」を歌い上げた女子がいたんだよ。そいつは元々洋楽とかにも詳しいようなヤツだったけど、例の〈シャイなハートにルージュの色が〉の箇所もスラスラ歌ったんだよ。まあ、今じゃ別に何てことないかもしれないけど、当時はクラスの中で誰も歌えなかったような歌だったわけで、私に限らず、皆「すげー」と思ったわけだよ、その時。

 ついでにもう一つ思い出した。先日、谷村新司が亡くなってしまったけど、我々の中学1年のときの、ちょいハイグレードの流行歌といえば、やっぱ松山千春とアリスだった。それで、クラスは別だったけど仲の良い友人がいて、そいつがアリスのファンで、「チャンピオン」が出たとき、今度のアリスの新曲はなんか変な曲だ、って言ったのを覚えている。実際私も聴いたみたら、そいつの言わんとしてることが何となく分かった。
 そういう時代だったんすよ。

 とにかくアレだ、ラジオ聞いてる奴らには敵わなかったね。俺がラジオ聞くようになったのは中三ぐらいからだもんなあ。
 てか、今さらながら完全に歳がバレてますけど、


 今日も最高の日の出が見られるぞー

 それまで待ってられっかい、


 朝食:


 なんでかんでネギを追加投入せずにはいられないらしい。ネギ高いのに。


 それーー


 晩飯(笑):