『ハイスクール!奇面組』#10は、単に原作や旧作アニメを踏襲していない、カオスな修学旅行回であった。現実の修学旅行もすげえ慌ただしいし、もちろん楽しいんだけど失敗や恥ずかしい事も多かったり激動だから、そういった混沌感を他作品からのパクリ、じゃないパロティ等を交えながらとことん醸し出してやろうと最初から意図的に狙ったものであると思料される。
もっとも、原作(『3年奇面組』)の修学旅行回は12週にも及ぶ長いシリーズで、メインの各「組」を総出演させてるから元々かなりグチャグチャ。その上、わざわざ修学旅行回に入れなくてもよい、作者がその瞬間に思いついたであろうギャグなんかも入ってるからドタバタに拍車がかかっている。ほとんど『マカロニほうれん荘』的な世界。旧アニメはその中から一般ウケしそうな箇所をピックアップし、さらに別要素も加え、むりやりまとめようとしているものである。(実際には、まとまってすらいない。尻切れトンボで終わってる!)原作も旧アニメも、いずれもカオスなのだ。
その意味では、これぞ修学旅行である。(←どういう意味だよ)
原作、旧アニメ、今回のアニメと3作に共通してるシーンってこれぐらいかなあ(?)。
うぐいす張りの廊下。
新作アニメより:
うーん、最初から零くんがウグイスの鳴きマネをしていては、面白さが半減してしまうように思うが・・。
旧作アニメより:
こっちは説明が微妙にクドかったり、
これに続くのが人形の間のシーン。
新作アニメ:
旧アニメ:
原作(週刊少年ジャンプ 1981年No.22):

しかしこうして見ると、改めて零くんの行動原理は「サービス精神」ではないかと思えてくる。隙あらば周囲を楽しませるのに必死なのだ彼は。修学旅行だからなおさらなのだろうか。マジメで優しいのだよ彼は。そういうところに唯ちゃんはホレてるのだよきっと。
・・と言うより、零くんって主人公らしからぬ謙虚さがあるよね。自分が盛り上げるべき時は盛り上げるけど、他のメンツがイニシアティブを取ってる際は、ひたすら脇役に徹する。見習うべき振る舞いだ。
落ち着いてよく考えてみると、つまりは全員が脇役なんだよ、この作品は。皆、自分の役割を的確に把握し、ストーリー全体に奉仕しようとしている。素晴らしい世界ではないか。
そうすっと、主人公は誰なのさ、となるけど、見てる読んでる「俺」なんだよ。俺だよ俺、そういう漫画でありアニメなんだと今日初めて思い至った。なるほど、そういうことだったのか!
45年かかったぜ、ここまでくるのに。。
今回の修学旅行エピソードを見て、やっぱ俺らの頃と変わっちゃいねえんだな、というのが基本的な感想である。昭和も令和もそんなに違わねえんだよ。
だが、さすがにこんな描写は今の時代じゃあり得ないか。
旧アニメより:
寝付けない豪くん、酒に頼る。
いや、昭和でもアウトです
原作(週刊少年ジャンプ 1981年No.27)より:

すげえ見開きだなコレ、
やっぱ時代は(多少)変わってるということですね(笑)。
『奇面組』は私の青春です!
いつまでも気持ち(だけ)は若くいられます!(失笑)
今日のサタプラの〈試してランキング/冷凍シューマイ〉で1位だった味の素冷凍食品の「ザ★シュウマイ」をオイラもいつか食ってやるんだ。
今日買いに行ったのではレジの人にサタプラを見たんだな、と思われてしまうから、別の日にするぜ。

