挑戦者・永瀬九段の完勝。藤井王位が16時前に投了という予想外の早い終局となった。
評価値だけを手掛かりにすれば、藤井の☖8六桂が敗着だったことになる。しかし局後のインタビューによると、1日目からだいぶ悲観していた模様。ということは結果からすれば、永瀬の作戦勝ちか、右玉が失敗だったということ。だが個人的には、相手の出方を待つ「ひとり千日手」こそが本局における藤井の敗因だったと思いたい(笑)。駒は動いてなきゃダメなんだよ。襲撃されるから。何も動かしたくなかったら☖9二香でも指して、隙あらばスズメ刺しを狙えばよかったのに(笑)。
それは冗談だが、にしても☖8六桂の踏み込みの意味がイマイチ不明。何をしたかったのだろう?それこそ相手のミス待ちか?そんなわけあるまい。藤井にしては珍しく何か読み違いがあったのだろうか??なーんか前局もそうだったけど、全体的に調子が万全ではないように思える。読みの精度、とかじゃなく、文字通りの「調子」。リズムとかいう意味での。大げさなものじゃなく、何か微妙に歯車が狂ってる程度のことなのだろうけど、そーゆーのってものすごく重要なのかな。藤井自身がその重要さに気づいてないんじゃないかという気もしないでもない。
正直言えば、王位戦のゆくえよりも、来週から始まる王座戦が心配になってきた。まあ親戚なわけでもないし、誰が勝とうが負けようが構わないが。・・とは言うものの(笑)。
朝食:

納豆にネギが多すぎるように見えますが・・・

よく混ぜれば、ほら大丈夫。

こわくない、こわくない。
晩飯(笑):

