昭和の終りから令和の初めにかけてTVアニメを見ないで(見られないで)過ごしてきたが、ここ1~2年ほど盛んに視聴するようになり、近年のおおよその傾向をだいたい把握したつもりになっている、と先日書いた通りである。しかしこれも先日書いた通り、アニメはもういーかなーとも思っている。よっぽど良い作品は再放送されるし、再放送されるのを待つ、あるいは再放送されるような厳選された作品のみを見る、という考え方で十分のような気がしている。まあ、テレビじゃない道具を用いて自由に視聴するという方法もあるのだろうが、やったことがないし(笑)、私の場合そこまでの根性は無いという偏屈人間であり、選択肢に含まれていない。TVアニメはテレビで見たいの。うちのテレビはインターネットにつながってないの。
 と言いながら、結局今シーズンもまたアニメと名の付く番組を片っ端から録画し、不要と感じたものをどんどん削除していく作業を施してしまった。期待しないでいると面白いのが始まったりするから面白い。

 今のところ残っている作品:
・ダンダダン 第2期
・追放者食堂へようこそ!
・フェルマーの料理
・青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない
・その着せ替え人形は恋をする Season2
・薫る花は凛と咲く
・ばっどがーる
・雨と君と
・ホテル・インヒューマンズ
・ゲーセン少女と異文化交流
・CITY THE ANIMATION
・フードコートで、また明日
・美男高校地球防衛部ハイカラ!(笑)
・出禁のモグラ
・ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット
・おそ松さん(第4期)
・New PANTY & STOCKING with GARTERBELT CENSORED版(笑)
・Turkey!

 ※ (笑)と付いてるのは私が勝手に付けたものです

 ってけっこう残ってるな。

 「フェルマーの料理」はTVドラマより先にアニメが作られていれば、アニメもドラマも両方、より楽しめたような気がする。って今さらそんなこと言っても無意味だが。
 「CITY THE ANIMATION」は、#1を何度も繰り返し見てしまった。繰り返し見ているうちに意味が分かってくる箇所があったりして、意外にちゃんと考えられている作品かもしれない。てかアニメーション自体が美しく、単に画面を見てるだけでも楽しい。人物の輪郭線が手書きっぽかったりして心が鷲掴みにされる(笑)。
 逆に「フードコートで、また明日」は、意味が分からないままの状態が続けばいーなーと思っている。たぶん意味が分かってしまってはツマラナイので、意味が分からないままでいたい。

 さて本日は、手帳のカレンダーに印まで付けていた昭和40年男8月号の発売日である。急いで半ズボンを穿いてもうすぐ手放すこととなる自家用車に跨って書店へレッツゴーなのであった。
 問題は車中のBGMであるが、中原めいこ『チャキ・チャキ・クラブ』をセレクトするのであった。1985年のアルバムである。当時私には全くもって眼中になかった音楽で、てか当時は私はこーゆー浮かれた文化はそもそも拒絶し、「シラけつつノリ、ノリつつシラケる」ということすら全般的にやってこなかった人間だったのであるが、今聴くといかにも1985年らしいどうにもしょーもねえテイストでありながら決して誰も恨むことのできぬ華やかさが歴然と全編に漂っており、ああ素晴らしいアルバムだったんだなあと思い至るに至ってしまった。かつて、A-1が「宇宙恋愛」なのは明らかにおかしいべと思っていたのだが、それは『ダーティペア』の終りの曲だったからそのような感じ方をしてたのかもしれないなと思いつつも、いややっぱり「宇宙恋愛」からアルバムが始まるのはどう考えても変でしょと思っていたのだが、今日は案外、違和感なく聴けた。与えられたものを楽しめばよいという境地に達したのかもしれない。私もようやく大人になったということなのか。あるいは「置かれた場所で咲きなさい」ということなのかもしれない。
 中原めいこ最高!!

 そういうわけで、昭和40年男8月号[特集:俺たちが夢中で読んだ昭和マンガ]を買ってまいりました。
 非常に充実した内容です。とりあえず全ページめくりました。基本的に、間違ってる記述を見つけてやろうと思いながら読んだんだけど、なかなか見つけられなかった(笑)。
 感想:
・『いずみちゃんグラフィティー』や『百億の昼と千億の夜』などのマイナーな作品にもちゃんと光を当てているのが素晴らしい。
・高橋よしひろ先生の破顔が昔と同じだったことに一番感動した。しっかし若々しいな。
・江口寿史と鈴木ダイスケの対談の中身は、ちと承服しかねるところがある。
・黒木真由美はページが足りねえ(笑)。ギャルの写真をもっと載せてくれないと(笑)。
 いやあ立派な号だったね。「昭和40年男」の中でもさらに漫画に特化し、別冊形式で発行しても売れると思う!(いや売れねーか。)俺が2冊買ってやるよ!
 ほか、良くも悪しくも印象に残った記事:
・内本順一による『あばしり一家』評
・矢野透による『W(ワンダースリー)3』評
・永島辰彦による『トイレット博士』評


 朝食:


 納豆にネギが多すぎるように見えますが・・・


 よく混ぜれば、ほら大丈夫。

 こわくない、こわくない。


 晩飯(笑):

        餃子シリーズ