『ハイスクール!奇面組』#09を見るのであった。
仁くんのエピソードと、零くんと唯ちゃんのエピソードであった。うむ、バランス良いシリーズ構成のような気がしてきた。全何話なのかは果たして知らんが。
仁くんの主役回。
なかなかスポットの当たり難い仁くんだけど、原作通りの展開で、彼もまた不滅のキャラであるのが立証されている。素晴らしいではないか。
なかなか床を出ない仁くんを母親が起こす。
新作アニメより:
この場面、旧作アニメでは、肩透かしの手法が取り入れられていた。
「肩透かし」ってほどでもないか、
原作(コミックス⑰)より:

いずれにせよ、旧作でも新作でも、原作に忠実に「ハムエッグとコロッケ」なのだ。こんな細部はべつに(旧作アニメにおいても)違う食べ物に置き換えてしまって全く問題ないように思われる。むしろ新作アニメにおいてはチェンジしてもらいたいような気さえする。こだわりがあるのか、何にも考えていないのか・・・(?)。
いや違う。仁くんが誘い出される朝食のおかずは、決して高級なものであってはならず、庶民的で安上がりで、かといって「中の下」なんかじゃなく「中の上」程度でなければならない。そんなメニューに(こそ)仁くんは惹かれてしまう。そこが仁くんの魅力なのだ。そこで厳選されたのがハムエッグとコロッケであるのだ。不変なのだ、昭和でも令和でも。「普遍」とも言えよう。感動的ですらある。
本筋とまるっきしカンケーないけど、この回、奇面組の5人が住宅街の四つ角で別れるシーンが、なんか印象的。
新作アニメより:
同じ描写が原作や旧作アニメにもある。男子高校生って昔も今もこんなふうなのかね。
旧作アニメより:
てか令和時代の方が道幅が広くなっている!社会基盤は改良されているのだ!!
(すみません、一応念のため書くけど、冗談で書いてんだかんね、)
原作より:

零くんと唯ちゃんの回。
こちらも大まかな流れは原作を踏襲している。
告白か?のシーン。新作アニメより:
原作(コミックス⑭)より:

旧作アニメは「零くん熱烈ラブコール!?」という回。私が持ってるVは、1987年から88年にかけてフジテレビで夕方に再放送されたものを録画し、15年ほど前にブルーレイの円盤に焼き付けたもの。ちょうどこの回を収めてた円盤の大半部分がぐちゃぐちゃのモザイク状と化してしまい、再生不能となってしまいました。
かろうじて見られる箇所をムリやり繋いだVがこちらです:
こんなものお見せしちまって申し訳ねえ、、
ただ、なんとなくストーリーは把握できるよね、奇跡的に。こーゆーストーリーなんすよ。なんすなんす。。
まあ、ネタバレになるかもしれないけど、霧ちゃんがおたふく風邪に罹っちゃったから、零くんが唯ちゃんに頼んで一堂家に手料理を振る舞ってもらう、という話。。
‥と聞けば、今の時代、ツッコミどころ満載なのではあるまいか。一堂家では、中学生である霧ちゃんに家事全般を任せているのである。その霧ちゃんが病気(この「おたふく風邪」というチョイスもまた、先ほどの「ハムエッグとコロッケ」同様に絶妙だ。深刻じゃないけど厄介。)になったからといって、今度は同級生に食事作りを頼むのである。どうなのよこれ。
昭和時代がベースの話だからしょうがないの!?今、こんな世界あり得ないって!!

うむ。実は昭和時代であっても、こんな光景などなかったのだ、よっぽど家族同士で関係性が築かれていない限り。
一見、ノスタルジックなものを漂わせてるようで、ノスタルジーでも何でもない、単なる「ファンタジー」に過ぎなかったのだ。当時から。
しかし、よーく鑑賞すると、逆に新作アニメの方が真実味を感じさせるようである。一体どういうことなのだろう?
それは、世の中が貧しくなってきているからとか、何か悪い方向に進んで行っているから、とかいうことではなく。かえって希望の光を感じさせるものだ。

この辺が、昭和と比べた令和の人々の成長なのだと思いたい。
結局基本、人間の営みというのは昭和も平成も令和も変わんねえんだよ。そんな中にあって、むしろ令和時代の方がしっかりしてきているんだよ人々は。あたりめーかもしれないけど。そう思う。

『奇面組』は私の青春です。
新作アニメを見て、それに対応する旧作アニメを見て、それに対応する原作を読んで。こんな喜びはほかにありません!!幸せです!!
