夏の甲子園が終わった。先日の「勝手にテレ東批評」で、伊集院光が、地方大会の決勝戦を観に行くのが好きだという話をしていた。選手の中から「俺はあいつだ!」と1人決めて、完全に憑依して、「あいつ」の気持ちになり切るということをやっているそうな。。
なるほどねえ。それってテレビを見ながらやろうと思ってもできないんだよねえ。カメラがずっと「あいつ」を捉えてるわけじゃないから。現場でしかできない。現場の、しかも各人の表情とかが読み取れるほどの距離でなければダメ。かなり高等な「心の遊戯」なのだ。こーゆーよーなこと、やってる人って実は多いのかなあ。
その話で私がインスパイアされたのは、オーケストラの演奏会とかに行って、各奏者の性別・年齢・パート・パート内の順列・体格体型・風貌・態度・身のこなし・動作・しぐさ・目線等から、各人の生い立ち・人となり・家族・生活・趣味・嗜好・抱えてる問題、果ては楽団内の人間関係等を推理・推測するっていうアソビなんだけど。非常に下世話だよね。
ってか、たぶんみんな無意識のうちに多少なりともやっていると思う。てか、やらざるを得ないと思う。曲が長いから(笑)。曲を聴きながら、みんなぼんやり妄想してるんだよ。
で、ここから話は発展するんだけど。そのアソビを繰り返してるうち、ブラックマヨネーズのように妄想が膨らみ、オーケストラ内で起きたヒッチコック『裏窓』のような事件を、ハリイ・ケメルマン『九マイルは遠すぎる』みたいに解決するっていう話が作れないかなーと思ってんだけど。。
誰か書いてください。オーケストラ殺人事件。
・・ってこれで終わりじゃなくて。それを演奏会の現場じゃなく、TV放送をもとに推理していくっていう物語にできねえかなあと。野球とは逆に。妄想だよね。妄想でした。
本当は夏の終りの「日の出」のハズなのに、まだ夏は続きそう・・・

↑ 冷や奴 ↑ チーズケーキとゼリーを合体させたみたいなやつ