今朝の「HNK映像ファイル あの人に会いたい」で今敏を見る。私はこの監督の風貌は存じていたが、人物としての人柄等を全く知っておらず、漠然と、アーティスト肌の、気難しい、神経質な、愛嬌に乏しいような人物像を勝手に頭の中でずっと描いていた。
したら、全然違った。上記のような側面もあるのだろうけど、謙虚で、シャイで控え目で、ひたむきで、穏やかで誠実そうな人柄が垣間見えた。
驚いた。人は見た目で判断してはならないと思った。(失礼な!)
てか、大友克洋のアシスタントをしていたという事すら知らなかった。と言うより、漫画家だったという事さえ知らなかったのだ。
ただ、監督としての作品は少し知ってて、私はやっぱ『千年女優』が好き。
なもんだからせっかくなので、平沢進によるサントラ盤を引っぱり出して、「ロンタティオン(LOTUS-2)」を聴くのであった。こーゆーふーにシンバルがジャンジャンと効果的かつ印象的に鳴るってのは、久保田早紀「異邦人」のイントロと双璧だなあと思った。

(この作品は今でもちゃんと評価されているのでしょうか)
改めて没年を見てみたら、2010年であった。もうそんなに経ってるんだなあ。訃報は新聞で知ったように記憶してるが、まあショックであった。46歳の早すぎる死である。
しっかし、死から15年も過ぎてからその人の人柄を知り、作品にもまた触れてみたくなる。そういう奇跡ってときどきあるんだよねえ。。
TBS「サタデープラス」でザキヤマが浅草グルメを紹介してるのを見ながら、なんとなくボーっと『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』のことを考えてたら、偶然、天丼のBGMにちょうど「Don’t Boo! ドンブラザーズ」のイントロが流れてきて、驚愕した。
こういう奇跡ってたまにあるんだよねえ。。ありますよね?家族と会話してたらドラマの台詞が割って入ってきて偶然シンクロするようなこととか。

