後手番・藤井名人の初手が3四歩。今後、徐々に増えていくのかもしれない。それもあってか、先手番・永瀬九段が序盤から悩みながらの進行となったように見えた。重々しい展開。藤井は藤井で、いつもの事ながら我々の預かり知らぬところで迷ってる感じだし。個人的には、両者とも桂馬が動いていないのが気になった。そして、またしても千日手含みのまま封じ手。なーんか、いっその事、千日手指し直し局が見たくなったわ(笑)。七番勝負で、もし藤井の3-0になってしまえば、そこから永瀬が4連勝する可能性は限りなく低いように思われる。だが2-1となれば、チャラになったも同然だ。かように七番勝負における第3局は大きい。はっきり言って永瀬を応援する。そのまま名人になったらなったでうれしい。
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