BS-TBSで再放送してる『スチュワーデス物語』を楽しんでいる。前にも書いたが、素晴らしいTVドラマである。・・と書くと、何か皮肉なように聞こえるかもしれないが、この番組を視聴するのがもはや生き甲斐のような日々を過ごしている。といっても今日でまだ第4話、文字通り「話はこれから」なのだが。
 とにかく展開が独特で、陳腐なように見せかけて、全然陳腐じゃなく意表を突きまくる。ところが一方で、各エピソードの着地点、落としどころが、一見ちゃんと作ってる風なドラマよりもよっぽどマトモ。脚本がしっかり練られているのだ。てか、やっぱり作り方が丁寧。同じカットの繰り返しで間をもたせるような事など皆無。TVドラマとしてのクオリティが高い。だからヒットしたのだ。てか逆。クオリティが低かったらヒットなどしない。当たり前の事である。
 美点はいくつかあるが、やはり特筆すべきは、同僚たちとの人間関係。主人公が例によって様々な逆境に直面するのだが、苦難が与えられるに際し、同僚たちにはその役割を担わせない。(当時ちゃんと視聴してなかったから、もしかして今後のエピソードにおいてそのような描き方も出てくるのかもしれないが。。)

 それまで我々は、こーゆーTVドラマには例えばこーゆーシーンが必須だろ、と思い込まされてきた。
 TVアニメ『エースをねらえ!』第1話より:


 『スチュワーデス物語』が放映された1983年当時、こーゆーのはもう古いんだよ!と思われていたのかというと、私の記憶だと決してそんなことはなかった。こーゆー描写がなければ視聴者にウケないと、まだ思われてた時代だったハズだ。←すんません、書いてるうち自信なくなってきた(笑)
 と、とにかく、私が思うに『スチュワーデス物語』が制作されるに当たって、こーゆーつまんねーのは「無し」にしましょうと、そこから出発したのではないかと、私は思いたい。そーゆーのは「無し」にしましょうと。スタッフの誰かが「こーゆーの入れなきゃ視聴率上がりませんよ」と言っても、ちゃんと拒否されたのだ。そんなの「無し」にして新しい面白いのを作っていきましょうと。きっとそういう気概で作られた作品なのだ。その1点だけを考えても、やはり素晴らしいTVドラマだと思う。←全然説得力ねーなー

 要は、パターンを外す、パターンに囚われない、のが大切だと思うのです。
 って言いながら毎日同じよーなブログを書いてる私はいったい何、、、



投稿者

エヌ氏

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