ロシア語でデレるアニメ、2.5次元のなんたら、負けヒロイン、などを見ていて、いずれも素晴らしい作品だと思っている。して、いずれの男性主人公も、女性陣に対し多少奥手ということもあるのだろうが、ほのかな下心を抱きながらも積極的な恋愛の方向へ舵を切らない、切ろうとしない。我々の頃の「ラブコメ」のような要素も感じさせるが、今でも「ラブコメ」と言ったりしてるのかもしれないが、非常に新鮮な思いで視聴している。今シーズンから始まった傾向なんかじゃないのだろうけど、なにせこちとら平成時代はアニメを見てこなかった。昭和からタイムスリップして令和のアニメを見てるようなものだから驚きは多い。

 して、上記3作品を見ているうち、週刊SPA!の2000年2月16日号の記事を思い出した。
 【急増中!「恋愛なんて必要ない」と断言する人々の胸の内】という特集。この中の小谷野敦氏によるコラムである。
 「男女の立場が対等になったとき恋愛は単なる『趣味』になる!?」「実は恋愛なんて楽しいもんじゃないってわかっちゃった。だったら恋愛は‶趣味″でいいでしょう。恋愛は女が男に依存するという形でないと成立しにくいと思う。対等な人間同士の関係になったら、一緒にいる必要はないでしょう。」というようなことなどが述べられている。


(週刊SPA! 2000年2月16日号より)


 この文章の最後の一節:
 《男女の力関係が変わって、恋愛という積み木を崩してみたものの。それからどうしてよいかわからない状態が現在だとか。
 「対等な関係、恋愛でなくて‶友愛″で結ばれるべき」と提唱する。》

 ついこの間まで私は、同年代の男女間に友愛なんか成立するわけねーべと思っていた。そんなの幻想にも程遠いと。まあ、いやらしい男なのである私は。
 だが『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』『2.5次元の誘惑(リリサ)』『負けヒロインが多すぎる!』などの諸作品を見ていると、記事から四半世紀が経ち、ついにいよいよ男女の〈友愛〉の時代に近づいてるか、あるいはもう既に突入しているかのように思われてくる。
 何を今さら寝ぼけたこと言ってんの、とっくにそーゆー時代よと言われるのかもしれない。しょーもねえ遅れてる話なのかもしれない。でも、今シーズンはそんな印象です。
 それとも『負けヒロインが多すぎる!』は、純粋に若い男女の恋愛を描いてるのだろうか????

 と言いながら、今シーズンのベスト作は今のところ、Vチューバーが缶チューハイ飲むアニメ。このような形状のアニメは見たことがない。
 鹿のアニメももちろん好き。馬車芽かわいいね馬車芽。

 本屋をいくら探してもなかった川原将裕『男の食談義』第④巻をネットで購入。

 そんなことより明日から王位戦第4局!!


 朝食:


 納豆に少しネギが多いようですが・・・


 よく混ぜれば、ほら大丈夫。

 こわくない、こわくない。


 晩飯(笑):




投稿者

エヌ氏

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